シックハウス対策万全な塗料の安全基準「F☆☆☆☆」とは?
2024.03.12 (Tue) 更新
東京都足立区、墨田区、江戸川区の皆さん、こんにちは!
足立区で外装工事といえば久家塗装❕の久家です!
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実は私たちの身の回りにあふれる塗料や糊には化学物質が使用されており、アレルギー症状を引き起こす原因となっています…☔
塗料・塗装業界で製品の安全性を評価するための基準の一つとして用いられているのが「F☆☆☆☆(フォースター)」と呼ばれる規格です・・・❕
今回の記事では「F☆☆☆☆とは何なのか」「屋内向けの規格なのに、なぜ外壁用塗料で取得されるのか」「F☆☆☆☆認定塗料を使えば安全なのか」など、「F☆☆☆☆」の情報について詳しくご紹介します!(。-_-。)
F☆☆☆☆とは

私達の身の回りには、塗料はもちろん、壁紙の糊や本のインクなど多種多様な化学物質が存在しています!
その結果、シックハウス症候群など、化学物質によるアレルギー症状が引き起こされるようになってきました。。
そこでシックハウス症候群の対策として、建築基準法において、建材等から発生するホルムアルデヒドの放散速度に応じて等級を4段階に区分し、☆の数によって屋内での使用が制限されています!
等級区分 | 第1種 | 第2種 | 第3種 | 規制対象外 |
表示 | 無印 | F☆☆ | F☆☆☆ | F☆☆☆☆ |
放散速度(mg/㎡・h) | 0.12以上 | 0.02~0.12 | 0.005~0.02 | 0.005以下 |
放散量 | 1.8以上 | 0.35~1.8 | 0.12~0.35 | 0.12以下 |
内装仕上げの制限 | 使用不可 | 使用制限あり | 使用制限あり | 制限対象外 |
第1種に当たる「無印」の塗料は、屋内で使用することはできず、第2~3種にあたる「F☆☆」「F☆☆☆」の塗料は、屋内での使用量の制限を受けます。
一方で、等級区分に該当しない「F☆☆☆☆」の塗料は、屋内でも無制限に使用することができます。
なぜ外壁用塗料で「F☆☆☆☆」が取得されているのか
上記で記載したように、ホルムアルデヒド放散等級による規制は、屋内における塗料等の使用を制限するものです。
逆に言えば、外装用の塗料ではこの制限は適用されていません。
ところが、外壁専用塗料でもこの「F☆☆☆☆」を取得している製品が多くあります!
それは、外壁専用塗料であっても、準外部(軒下の壁など)や一部屋内で施工されることがあるためです。
屋内への影響に配慮し、多くの塗料でF☆☆☆☆の取得が進められているのです…
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外壁用塗料は・・・F☆☆☆☆ 取得可能
準外部(軒天の壁など)や一部屋内で施工されることがあるため。
屋内への影響を配慮しF☆☆☆☆取得が可能!
屋根専用塗料は・・・F☆☆☆☆ 取得不可
準外部や屋内で施工されることは想定されていないため。
F☆☆☆☆取得は不可…
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一方、屋根専用塗料は、準外部や屋内で施工されることは想定されていません。そのため、屋根専用塗料でF☆☆☆☆を取得することはできません。
F☆☆☆☆認定塗料を使えば、安全なのか

F☆☆☆☆認定塗料は完璧に安全なのかといえば、必ずしもそうとは限りません。
もちろん各塗料メーカーでは、有害性が認められている化学物質を含まない、安全な塗料の開発を進めていますが、影響を及ぼす化学物質すべてが特定されているわけではありません。
塗料には原因物質が含まれていなくても、シンナーに含まれている場合も考えられます。
また、ホルムアルデヒド放散等級による規制は、シックハウス症候群などのアレルギーを引き起こすとされる原因物質の中でも、放出される『ホルムアルデヒド』のみに関する規制となっています。
つまり、F☆☆☆☆を謳っていても、ホルムアルデヒド以外の物質が放出されている場合もあるということです。
アレルギー発症リスクを低下させる方法
アレルギーを持たれている施主様の物件を施工する際には、どのような対策があるのでしょうか。
シックハウス症候群などアレルギーの原因物質・発症メカニズムや診断方法などは、今のところ確立されておりません(@_@。
そのため、化学物質を含む塗料や建材を使う以上、現状として発症リスクをゼロにすることはできませんが、リスクを低下するための対策は以下になります!
- 施工中は、窓の開放や換気扇の使用を控え、屋内への外気の流入を防ぐ。
- 施工中はできるだけ外出いただくなどして、施工中の物件への滞在時間を減らす。
まとめ
今回は「F☆☆☆☆」の概要とより安全な施工を行うための対策をご紹介しました!
アレルギーについては未解明の部分が多く、現状100%の安全性が担保された塗料はないと言えます。。
アレルギーをお持ちであったり、小さなお子様がいらっしゃる施主様には、できるだけ安心していただけるような事前対策を行うようにしましょう!!
記事参考:アステックペイントHPより
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